公園の秋
神奈川県の屋根、丹沢山塊の表玄関である大倉に県立秦野戸川公園という素敵な公園があります。公園内を流れる水無川には立派な吊橋が架かり、この上から眺める景色は、春秋は勿論、木の葉が落ちて、丹沢の山々が雪化粧をする冬もなかなか見ごたえがあります。
秋も深まったある日曜日、丹沢の三ノ塔から降りてきて、この橋を渡りましたが、橋の真中辺から見た公園内のグランドや遊園地の様子が面白く、しばらく立ち止まって眺めました。
もうすぐに日が暮れるので、光線の具合がどんどん変わります。グランドも遊園地もすでに日陰に入ってしまい、僅かに水無川の川原だけが残照に輝いています。スケッチをする時間は全然なく、デジカメが威力を発揮しました。
その後この場所に二回ほど行く機会があり、グランドに朝日が当っている逆行の状態や木の葉が落ちてしまった真冬の真昼などをデジカメに撮りました。それぞれ面白いので、いずれまた作品にしようと思っております。 (2003年3月)
秋の戸川運動公園
前方、すなわち水無川下流の方向は秦野の市街です。
この吊橋のたもとには、土日祭500円、平日無料の立派な駐車場があります。ここに車を置いて丹沢に登ることもできます。