Suma Sunday Slalom Diary 2019年10月
いつまでも台風が続く10月。運がよければ、乗れるかも。

2019年10月4日(金曜)
 台風18号崩れの温帯低気圧は日本海にあって、南西〜西10m/secオーバーの一平さん予想。
 
Photo by 一平

北に変わる前に朝一番からのった。
すこしアンダーながら、
この季節に、5.7でずっと乗れた。

2019年10月10日(木曜)
 夏休みシーズンと、中国の国慶節を外して、観光客少なめを期待して、ベルギー観光に。残念ながら、この季節はベルギーは雨が多く、すっきりの青空は少なかった。到着日は、オランダ スキポール空港から、一時間半程、電車に乗って、ベルギー、アントワープに。旧市街のホテルに泊まった。
 今回の目的のひとつ、ネロとパトラッシュを思いながら、大聖堂のルーベンス聖母被昇天の祭壇画を鑑賞。ビールは、KONINIK、TRIPEL D'ANVERS

市庁舎前広場にならぶ
金色の装飾のギルドハウス。

アントワープの街の名前の由来説もある
巨人の手を切り取って、川に投げた
ブラボーの像

これも、今回の旅の目的のひとつ
秋のヨーロッパで、ムール貝を食べる。

一人前は1Kg、大きな鍋に山盛り。
といっても、ほとんどは貝の重さで、
身はたぶん、3分の1以下だろうが、
それでも、二人で食べても多い。

白ワインとセロリの味。



朝市や、現地のスーパめぐりも個人旅行の楽しみ
ムール貝が、2パック5ユーロで特売

日本のスーパでもよくあるように、
専用の鍋や、セロリも一緒に売られていた。
車で来たドイツ人は、鍋も買ってかえるのかも

2019年10月12日(土曜)
 土曜日からは、電車で、首都ブリュッセルに移動。週末ということもあり、名所グランプラス周辺は、お正月の初詣か、お祭り境内のような賑やかなひとで。
 王宮やEU本部前を散歩したり、アンティークの朝市をぶらついたり。王立美術館で、ブリューゲル、ルーベンス、マグリットの絵画鑑賞。
 ビールはChimay Bleu、Blanche Bruges、Veulemans

グランプラスは観光客で一杯
夜景が奇麗な夜はさらに混雑

照明に輝く、市庁舎とギルドハウス



人魚姫、マーライオンと並ぶ、
世界3大がっかり名所と言われるが、

でも、この日は、なにかの記念日なのか、
奇麗な花で飾られて、スーツを着て。
それなりの名所感のある小さな小便小僧。

早い夕食は、
名物フランデル風ビーフのビール煮込み
これも名物のフリッツ(ポテト)を添えて


2019年10月14日(月曜)
 今回の旅行のハイライト、運河の古都、ブルージュ(オランダ語ではブルッへ)へ移動。14〜15世紀、遠くは地中海のジェノバやベニス、北海のハンザ同盟リューベック、スペインを結び、各都市の商人や銀行家が支店を設け、流通、通商の中心として栄えた国際都市は、その後は、アントワープやアムステルダムに主役を奪われ、中世の街並と運河を残したまま、戦災にも会わず、観光地になった。
ビールは、Westmalle Trapist、BellVue Kriek、 Jupiler、Bruges Zot

運河めぐり
中世の橋をくぐる。

左の白い建物がホテル
2階の運河が見える部屋に泊まった
運河めぐりの乗り場を眺めながら
のんびりした。

1階の朝食ホールも運河向きで、
中世の部屋で、朝食



カソリックの国の大きな街では、
中心に大聖堂の塔が高くそびえて、
教会の権威を示すが、

フランス北東部からベルギーでは、
商人達が自治都市の繁栄を自慢するように、
鐘楼を立てて、カリヨンの音を街に響かせた。

366段の螺旋階段をなんとか登り、
鐘楼の上からの聖母教会の塔とブルージュの街並。

ベルギーワッフル。

泡立て卵白を加えて、
サクサクの四角い
ブリュッセル風

丸くて、もちもちで、
にじんだ砂糖を2度焼きして、
すこし焦げたのを味わう、
リエージュ風。


2019年10月16日(水曜)
 水曜日の朝市を見て、鐘楼から聞こえるカリヨンコンサートの後、ゲントへ30分の電車移動。ゲント(オランダ語ではヘント)は、ブルージュと繁栄を競いあった、お隣の通商都市。ブルージュのように城壁内の街全体が保存されている訳ではないが、レイエ川の両岸にならぶグラスレイとコーンレイのギルドハウスの街並が中世の景観を作り、観光地になっている。
 聖バーフ大聖堂の祭壇画「神秘の子羊」、繊維会館の鐘楼、フランドル伯の居城を観光。ゲント風のパテも美味しかった。ビールは、Augustijn、Gulden Draak、ST Hubertus、Gentse Gruut

東側が、グラスレイ
右から、自由船員組合、小麦計量検査官
港使用税徴収管、穀物計量検査官

朝一番、風もなく、観光客の少ない時間、
観光船の波もなく、川面に映った街並

西側のコーンレイにもギルドハウスが並ぶ。
泊まったマリオットホテルは、運河に面した部分だけは
ギルドハウスの前壁をそのまま使って建てられている。

川の眺めの部屋を予約して
3階の窓からは、
レイエ川に、グラスレイと聖ミカエル橋
奥には、教会の塔と鐘楼、
中世のような景色がすばらしかった。


2019年10月18日(金曜)
 ベルギーは北部のオランダ語(フランデレン語)地域と、南部のフランス語(ワロン語)地域に分かれる。重工業が盛んな時代には、鉱物資源が豊な南部が発展したが、製鉄業の衰退とともに、今は、北部が栄えている。ワロン地方も体験しようと、途中ブリュッセルで乗り換えて、1時間半、ナミュールに移動。南部の丘陵地帯の入り口の川の合流点に位置するナミュールは、軍事、交通の要所として栄えた。街を見下ろす川が合流する高台に作られたシタデル(城砦)が観光地になっている。ビールは、Trappistes Rochefort8、Branchede Namur、 Orval

そのシタデルの丘の頂上に建つ、
お城のホテルに泊まってみる。
右端の3階の部屋

街に近く、
地元の人の会議や、パーティーが
催されるようだ。

南部地域は、フランス文化が色濃く、
街にも、ハムやチーズの専門点が並ぶ。
レストランでもワインリストが出てくる。

同時に、上面発酵のエールビールでも
南部地域の修道院で作られるトラピストビールが
飲み物メニューの上に出てくる。

ロッシュフォール8


2019年10月19日(土曜)
 この日もナミュールに泊まって、日帰りで、これも城塞の街ディナンへ観光。

駅からすぐ、川に出ると、

切り立った岩と
その上に築かれたシタデル城塞
崖にへばりつく、かわいい川沿いの街が現れる。

408段の石段を歩いて登ることもできるが、
入場料には、ロープウエイ代金は含まれている。
あいにくの雨、城砦の展望台から。


2019年10月20日(日曜)
 最後はさらに、電車で一時間半程南下して、神奈川県程の面積に60万人が住むルクセンブルク大公国に。そう、中学の社会でならった、ベネルクス3国の一つ。歴史的には、崖と川に囲まれた難攻不落の城砦都市だが、現代は、金融センターや、EU議会が誘致された裕福な街。食事、タクシーも全て物価は高い。どこでも、英語、公用語のフランス語、ドイツ語はもちろん、オランダ語やイタリア語も通じる国際都市。

崖の上の小径から
紅葉が奇麗な、
グルント(谷側)の街の眺め
サンジャン教会


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