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沖縄離島 宮古島 石垣島 諸島

                                 :沖縄本島

  沖縄本島の訪問から2年後に実現した。離島を効率的に巡るため、今回も添乗員がいる阪急トラピックス企画ツアー「宮古島・石垣島諸島めぐり」にした。この季節、離島の気温は20度前後で過ごしやすいが、運悪くこの海域で低気圧が発生。発達しながら北上するため全国的に荒れ模様となる。 <2011.2.13〜16>  

 
   
                      川平湾



■那覇から宮古島空港
 伊丹からB777-300で那覇空港に。那覇空港では移動バスで駐機場に向かい、タラップを登って宮古島行きのB737に乗り換える。
 宮古島は沖縄本島から南西に約300キロ。透水性の高い隆起サンゴ礁からなる台地状の島。宅地や田畑はサンゴの石垣で囲み土砂の流出を防いでいる。そのため沖縄地方の中でも特に海がきれいとされている。
 玄関口、宮古島空港は特徴のある赤瓦の細長い屋根。この島に飛来するタカ科渡り鳥のサシバをモチーフしている。小じんまりとしているが2000mの滑走路を持つ。土産物店やレストランも揃った立派な空港である。
■美しい砂山ビーチ
 ツアー参加者は15人程。余裕がありすぎるバスで最初に向かったのは、宮古島で屈指の美しいビーチといわれる砂山。濃い緑の亜熱帯植物が群生する道を少し登ると、白い砂浜とコバルトブルーの美しい海が広がる。
 パウダー状のきめ細かい砂は歩き難い。ビーチはそんなに広くないが、大きな岩穴から覗く青彩色の海が美しい。時より日が射すと眩しく暑い。バスに戻るとクラーが心地よい。
■池間大橋・池間島
 宮古島最北端の製塩工場を見学。その先に見えるのが池間大橋。きれいな海を見ながら1.5キロ程の橋を渡ると池間島。
 この島の北方に八重干瀬(ヤエビシ)と呼ばれる大サンゴ礁群があり、毎年旧暦の3月3日だけ浮上する珍しい島があるとガイドから聞く。

■ホテル ブリーズベイマリー
 宿泊は太平洋に面して建つリゾートホテル。南国ムードいっぱいの比較的新しいタワーホテル。明るい部屋のテラスから見下ろす海やプライベートビーチが美しい。丁度、この島でキャンプ中のプロ野球オリックス球団の選手達も宿泊している。


■大荒れの離島
 この日は低気圧の影響で朝からあいにくの雨、それも強風波浪注意報が発令された。大阪や東京では雪積が予想されている。
 宮古島から伊良部島に向かうフェリーが大変。バスごとフェリーに乗ったまではよかったが、バスを降りて船の客室に移る階段や甲板上で横殴りの強風雨の洗礼を受ける。
 客室の椅子席が満杯で貧相な座敷。出航すると大揺れ。30分程で伊良部島に着いたが、もう少し乗っていれば船酔いする人が続出したと思う。

■伊良部島
 再びバスに乗り移り伊良部島と下地島を一周する。海に向かって建つサシバ展望台はフナウサギバナタと呼ばれる方言で、沖縄本島に旅立つ人達を見送った岬がその名前の由来と聞く。
 次に向かった佐和田の浜は遠浅の海にいくつもの岩が点在する。津波が岩を運んできたそうで日本の渚百選に数えられている。

■下地島
 伊良部島から橋で繋がる下地島に向かう。日本唯一のパイロット訓練飛行場がある。通常、空港には滑走路の片側しか計器着陸装置が設置されていないが、ここでは3000m滑走路の両側にあるとの事。
 風雨がきつく外に出ることは無理。バスから空港や滑走路の周りを見るだけとなった。
 島の西海岸にある通り池、海辺の鍾乳洞が浸食されて二つの大きな池が海底でつながった。潮の干満や深さの違いなどによって、微妙に色が異なるといわれるがよく分らなかった。
 伊良部島と下地島の境にある渡口の浜、沖縄では屈指の透明度を誇るビーチといわれる。透き通ったブルーの海、きめ細かな白砂の海岸が弓形を描き、背後に緑の防潮林が続く。
 コバルト色とエメラルド色が微妙に混在する海の色が美しい。青い空が加わればもっと素晴らしい景色になるのだが。

■東平安名崎
 伊良部島から再び揺れるフェリーで宮古島に戻る。2万数千点もの国内外の貝が展示されている貝の博物館を見学。この前方、海に突き出した2キロ程の岬が島を代表する景勝地、東平安名崎。観光写真や絵葉書で必ず見かける場所であるが雲が低く垂れこめている。
 風に押されて髪の毛を逆立ながら岬の灯台まで来たが帰りが大変。台地で風を遮る障害物がない。10m以上の逆風をまともに受けて進めない。妻と2人で支え合って何とかバスまでたどり着いた。ガイドさんは慣れたもので、フード付きコートを着て後ろ向きに歩いている。
■宮古空港−石垣空港
 細い田舎道にバスが入って停止した。島田紳助のテレビ番組で紹介されている民宿の前。運転手さんのサプライズらしい。
 来間(クリマ)大橋と小さい来間島を経由して宮古空港に戻ってきた。ここから石垣空港に飛ぶ飛行機の到着が遅れて、19時過ぎの離陸となったが南の空はまだ少し明るい。
 宮古島から石垣島まで約150キロ、30分弱のフライト。石垣空港の滑走路は1500mと短いため着陸時の急制動は怖いほどすごい。身体が前のめりになる。小型のB737でも燃料、貨物などの搭載量を制限するとの事。
 伊丹や関空に向かう直行便も一旦、那覇か宮古島に降りて必ず給油量を調整する。建設中の新空港の開港が待ち望まれている。


■石垣島
 沖縄本島から約400キロ。台湾まで約250キロ。ハワイのホノルルとほぼ同じ緯度にあって亜熱帯海洋性気候に属する。
 石垣島周辺の島を総称して八重山諸島と呼ぶ。石垣島・西表島・竹富島などの島々が幾重にも重なったように見えることが名前の由来で、その中心が石垣島。

■竹富島
 朝、石垣港から船で竹富島に向かう。平坦な宮古島に比べて山が多い石垣島では風の影響は受けにくいと聞くが、それでもまだ北西の強い風が残っている。15分程で船は竹富島に着く。
 赤い屋根瓦とサンゴの石垣で囲まれ、昔ながらの風情を残す家並は伝統的建造物群保存地区。その中を水牛車に乗って三線(サンシン)を弾くガイドの説明を聞きながらゆっくり巡る。立派な角を持つ水牛の名前は「満作」。可愛らしい顔をしている。
 島内の移動はマイクロバスで手際よく送迎してくれる。運転手がガイドを兼ねる。星砂浜では星の砂の探し方を教えてくれる。海草などに付着する有孔虫の殻で、星のようなに尖った1mm程のカルシュウム片が砂に混じって浜に打ち上げられる。毎日多くの観光客が訪れる場所で星の砂を探すのは至難である。
■西表島
 竹富島から高速船で西表島に向かう。波の上を時速60キロで飛ぶように進むため船底の衝撃音がすごい。石垣島から西表島にかけてのこの海域は日本最大、北半球でも屈指のサンゴ礁域で西表石垣国立公園になっている。
 西表島は沖縄本島に次ぐ大きい島。殆どが亜熱帯原生林で覆われる山岳地帯で、奥地にイリオモテヤマネコが生息する。バスにヤマネコの絵が描かれキャラクターも色々売られている。
 港で小型船に乗り換えて国内最大規模といわれるマングローブの茂る仲間川を遡る。上流で下船してサキシマスオウの木を見物する。特徴的な板根を持つこの木の樹齢は約400年で日本最大らしい。

■由布島
 待機しているバスに乗り換える。やはりここでも運転手が運転しなからいろいろ説明してくれる。昼食後、西表島から向かいの由布島まで遠浅の海を名物の水牛車でゆっくり渡って、由布島の亜熱帯植物園を見物。行きの水牛は「裕次郎」。帰りの「マリン」は途中で止まった。オシッコである、水牛者に乗っているみんな大大爆笑!
■石垣島鍾乳洞
 ホテル日航八重山に2連泊。この日は朝から日が射してきた。気温も上がるため薄着にした。やはりバスの運転手がガイドをかねる。
 20万年前海底であった石垣島鍾乳洞。日本で7番目の大きさ。
 高台のバンナ岳展望台から東シナ海や石垣市街地などが見渡せるが天気が良くなって眩しい。前石垣市長の牧氏旧邸宅などを移設した野外民族園のやいま村などを巡る。

■川平湾
 最後の見物地となった川平(カビラ)湾。石垣島で屈指のスポットである。人魚が住んでいたという伝説が残るコバルトブルーのきれいな海。潮の満ち引きや光線などによって色を変える。
 舟底透明なグラスボートの観光船からサンゴ礁やカラフルな熱帯魚を眺める。一瞬、海ガメが横切る。観光船で30分程費やすため美しい湾の景色をゆっくり眺める時間がない。あまり縁のない黒真珠店などに誘導され無駄な時を過ごす。

■帰路
 B737が短い石垣空港の滑走路最先端をギリギリ離陸、那覇に向かう。那覇での乗り継ぎ時間は正味10分。B777に急いで駆け込む。
 復路の飛行速度は往路より速い970キロ。和歌山上空あたりから和泉山脈沿いに進む。関空や南港のベイエリアの灯りを眺めながら生駒山の手前で大きく左旋回、大阪市の上空を斜めに横切って伊丹にタッチダウン。
 4日間で5回も飛行機に乗ったので飛行機アレルギーの妻、少し慣れたかも知れない。


  
           砂山ビーチ

 低気圧が通過した2日間は天候が悪く大荒れ、寒くて風の強さにも驚いた。9島も巡ったが、手際よいスムーズな移動ができた反面、ビューポイントでの滞在時間が短く、興味のない土産物店に誘導され、手持ち無沙汰になることもしばしば、ツアーの宿命である。




    宮古島空港

     砂山ビーチ

      池間島の海

      池間大橋

   プライベートビーチ

  フナウサギバナタ展望台


     下地島

     通り池

      渡口の浜

     東平安名崎

      水牛車

     竹富島


     星砂浜

     西表島

    マングローブ

    仲間川

    サキシマスオウの木

      由布島

    石垣鍾乳洞

       川平湾
 

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