■<2025年>

与党敗北 自公連立解消

万博終了 課題露呈

米騒動

日本の国宝 大結集


■<2024年>

2024年の世相

記録的猛暑

能登半島地震


■<2023年>

憂う 2023年

桜の歴史道を歩く

新たな家族


■<2022年>

安倍元首相 銃撃される

花見復活

三回忌

手作り料理


■<2021年>

今年の漢字「折」

疑惑 コロナ五輪

まさかの転倒骨折

一周忌


■<2020年>

2020年は「凶」

手術入院

初盆

仏教伝来の蓮華

新型コロナ緊急事態宣言

四十九日法要

お経 正信念仏偈

妻 旅立つ

暗中模索


■<2019年>

介護

令和 新元号の政治利用

ささやかな花見

在宅酸素


■<2018年>

2025年大阪万博の疑問

脅威の台風21号

大阪北部直下型地震 震度6弱

国税調長官に納税者の怒

大腸ポリ-プ削除


■<2017年>

伊丹空港飛行侵入高度

世界一の技術

甲子園選抜高校野球史上初 大阪同士の決勝戦

豊中 森友学園の怪



■<2016年>

スマホデビュー

妻の入院

子供を叱らない親

GW

寒波襲来 沖縄に雪


■<2015年>

秋の訪れ

長線状降水帯

涼しい夏の誕生日

稲妻を撮る

茶番劇 新国立競技場の建設計画見直し

高野山の名宝展



■<2014年>


赤い満月 皆既月食

山の神仏展

桜満開 今日から消費税8%

攻撃と排除の世相



■<2013年>


東京五輪は率直に喜べない

台風18号 大雨洪水

大阪の連続猛暑日数 記録更新

息子の新居に

尿管結石 七転八倒


■<2012年>

2012年を顧みる

家事の大切さを実感

いじめを越えた犯罪行為

ミラーレス一眼レフカメラ

世紀の天体ショー 金環日食

気になる東北の寒さ

感動 春の選抜甲子園 石巻工高の選手宣誓

次世代旅客機B787は準国産



■<2011年>

下戸

大阪で記録的豪雨

想定外の意味をはき違えている

撮った写真 毎日テレビで紹介

遺跡に残る地震の歴史

過去に起きた津波の忘却

世界最大級M9 東日本大震災



■<2010年>

記録的猛暑

乏しい大阪の名物名産不名誉なワーストワン


  表紙に戻る  

 ときどき記録 P-2
                    2019年からの日々のできごと、所見などを気ままに綴る-
 
      
 
                                     ときどき記録 P-1 (2010~2018年)



与党敗北 自公連立政権解消 <2025.10.15>
 7月の参議院選挙。自民党の裏金、物価高、外国人問題、石破総裁のリベラル色に反対する党内右派勢力の離反や、外国人問題をクローズアップした参政党が躍進して、自公与党は過半数割れ。
 残念ながら石破首相は辞任。高市自民党総裁が首相指名されたが、高市の右派思想、裏金問題の消極姿勢などに反発した公明は自民党と離反。26年続いた自公連立政権は解消された。

       

 この日は石破首相による「戦後80年談話」が発表された。
 開戦の歴史を正しく詳細に調べ「あの戦争は、政府が軍部に対する統制を失ったため」と指摘。「文民統制の重要性」を強調。「複雑で厳しい安全保障環境にある現在、歴史の教訓を深く胸に刻まなければならないと訴え、ポピュリズムに警笛」した。党内右派勢力に配慮して、石破本来のリベラル思想を後退させた内容であったが、それでも高市や参政党、日本会議の右派勢力はこの内容に激しく反発している。

 その参政党、選挙で強く主張した外国人排外の他に、天皇統制、教育勅語、治安維持法、報道規制、核武装、徴兵、神社国有化、姨捨山の肯定や国家主権を主張。国民主権、人権や思想の自由などは掲げていない。選挙では兵庫県知事選挙と酷似した煽り、フェイクなど異常性を感じる。




万博 混乱終了 予約・アクセスの課題露呈 <2025.10.13>

 「並ばない万博」が、複雑な予約システムやアクセスの脆弱などが原因で、「並ぶばかりの万博」で終了した。
 入場者数約2500万人。目標2820万人に未達にもかかわらず予約枠はなく、会場もアクセスもWebも長蛇の列。何度も予約に挑戦したがアクセスできず諦めた。国外からの来場は僅か6%に留まり、予約の複雑さがネックになった他、チケットの不正アクセスによる高額転売など予約システムの欠陥、セキュリティの脆弱性を露呈した。

 収支の誤魔化しが酷い。収入1710億円、経費支出1430億円で250~280億円の黒字としている。しかし、税金投入(国.府.市)3116億円、企業負担2000億円に経費支出を加えた総支出6546億円-収入1710億円=4836億円の赤字になる。さらに、インフラ(鉄道.バス.船.道路)10.2兆円+番外支出(AI.空飛ぶ車等の新技術)3.6兆円が投入されたが、対する経済効果は3兆円であるから大赤字。
 特に参加企業は相当数が赤字(パソナ50億円など)。建設と解体費用の未払倒産。廃棄物残土の不法処理などが問題になると予想されている。
 内容も千里万博の時のような、未来を想像する先進技術が乏しく、ガンダム館、吉本館、イタリア館芸術アートや花火などが人気。「お祭り」に変質したように思える。
 夢洲万博が決定した7年前、「運営、アクセス、防災など多くの課題をクリアしないままの見切り発車」「泥沼、ゴミの埋め立て、メタンガスなどの孤島に、JR西日本や京阪電鉄は延伸するのであろうか」と記載したことが的中した。アクセスのトラブルで3万人もの帰宅困難者をだしたが、トラブル時の訓練やマニュアルがなかった。地震、台風は万全としていたが、やはりマニュアルがないことがバレた。





米騒動 <2025.6.15>

 日本の主食の米が不足、価格が一挙に2倍以上に高騰。政府は備蓄米を放出したが、市場に出回らず倉庫に塩漬け。価格は下がらず品不足が改善されない中、江藤農相が「米は買ったことがない、売るほどある」発言で炎上。
 農相更迭後、緊急放出された2000円の備蓄米に早朝から長蛇の列になった。
 米騒動は行き過ぎた減反政策や生産調整の失敗にある。米の過剰生産によって1970年から減反する農家に補償金をだした。その後、2009年に当時の石破農相は減反の見直しを示唆したが、農政族の反発で頓挫。2013年の安倍政権で減反は廃止されたが、生産調整の名目で減反は続き、米の生産量はピーク時(1967年)の約半分まで減少、米不足になった。その中心的役割をしてきたのが農協(JA)と農政族議員である。





日本の国宝 大結集 <2025.5.7>

 今年の連休は物価高騰の影響もあって巣ごもりや安近短が多いとか。
 丁度、大阪市立美術館と奈良・京都の国立博物館で日本の国宝が大結集する。建築物を除いた300点近い国宝と重文などを観賞するため連休中は三会場を駆け巡った。

        

  大阪市立美術館では伝源頼朝画像(神護寺)。博多の志賀島で発見された後漢王から贈られた漢委奴国王金印(福岡博物館)は今も黄金の輝きを失っていない。熊野三山の主祭神で熊野速玉大社の家津御子大神座像。菅原道真の作と伝わる十一面観音立像(道明寺)など135点。
 奈良国立博物館では木造百済観音像(法隆寺)、モナリザと並ぶ微笑みの菩薩半跏像(中宮寺)、百済王から贈られた特異な形をした七支刀(石上神宮)など110点。
 京都国立博物館では有名すぎる葛飾北斎の冨獄三十六景(萩美術館)、俵屋宗達の風神雷神図屏風(建仁寺)。五智如来像(安祥寺)など重文も含めて200点。平素は門外不出、国内屈指、簡単に見られないものばかり。





2024年の世相 <2024.12.31>

 80歳を迎えた今年、能登半島地震から始まり、物価高騰、裏金、史上最も暑い夏、SNS、ハラスメント、オーバーツーリズム、50-50など話題豊富な1年であった。
 今年の漢字は、オリンピックの金メダル、裏金、物価高騰などの「金」になった。
 流行語大賞は「ふてほど」?。全く知らなかったが「不適切にもほどがある」らしい。
 裏金問題、口を揃えて「お詫びします」と言うが、ザルの対策。SNS選挙の兵庫県斎藤知事問題も「違反の認識はない」。法の抜け道を利用した2馬力選挙、誹謗中傷や嘘などを煽って選挙を劣化させた。「嘘も方便、バカな人達をどう上手く利用するか」と言い切るN党立花孝志。知事選や市長選に次々立候補。「ふてぶてしいにもほどがある」。
 世間の評価は真っ二つ。有識者/YouTuber、報道メディア/SNS、老/若、新/旧、保/革、保/保など多様な分裂分断で、論点が全く噛み合わなくなってしまった。





記録的猛暑 <2024.9.20>

 毎年、前年度を更新する夏の記録的暑さ。今年も7月から観測史上最も暑い夏が続いている。彼岸のこの時期として異例、静岡で39度を越えた。平年より10度以上も高い、各地でもこれまで最も遅い時期の最高気温となっている。
 地球温暖化とエルニーニョが1年以上続いた影響で、海水温が高くなっていた。6月頃からラニーニャに変ったが、海水温が下がりきっていない中、ラニーニャ特有の東風で太平洋高気圧の張り出しが強くなった。ここに大陸の強いチベット高気圧も張り出し、日本上空は二層高気圧に包まれた。高気圧の特性である下層気流による圧縮熱と、晴天で地上に届く日射量が増して地表温度が高くなる、一種の「ヒートドーム現象」が起きる。海水温が下がり切らない熱帯で次々発生した台風から湿った海洋熱風も送り込まれ、蒸し暑さが加わる猛暑が続いた。 





能登半島地震 <2024.1.1>

 元日、能登半島で震度7、M7.6の強い地震が発生、住んでいるマンションも少し揺れた。
 新聞によると、能登半島では2007年の地震や群発地震が続いたため、地震学者らが「どこで、どんな」揺れや津波が来るかを予想する「地震断層予知モデル」が作成された。今回の地震はその想定に近いものであったが、「いつ起きるか」だけがわからなかった。
 その予知モデルを基に地震学者、気象庁、周辺自治体らが「地震防災の地域連絡会」を2013年に発足させた。しかし、地元の石川県は参加せず、独自に沖合数十キロの遠く小さいF44断層しか想定しなかった。
 今回の地震は沿岸部直下のF43断層によるもので、地震エネルギーはF44断層の8倍であった。
 石川県の地震に対する過小評価や消極的姿勢は、県内に志賀原発を有し、珠洲で新しい原発建設の動きがあったためと思われても致し方がない。
 また、有識者会議の防災専門家、室崎神戸大学名誉によると、高い震度設定を示すと、耐震性の高い水道管やガス管に交換したり、備蓄品を増やなどの対策が必要となるため、低い震度設定で妥協せざるを得ないと報道されている。


                
                 2022年5月 訪問時          2024年 地震後の報道写真引用

 能登半島は2022年5月に訪れたばかりで記憶に新しい。風光明媚な半島を一周する道路はズタズタに崩落。輪島の朝市にも行ったが全焼した。
 珠洲の見附島は軍艦島と呼ばれている天然記念物、大きく崩れて哀れな姿になった。曽々木海岸の窓岩、能登金剛の機具岩などの天然記念物も形を留めていない姿をテレビで観た。
 能登の生活文化を丁寧に教えて下さった方、行く時々で出会った皆さんの無事を祈るばかり。






憂う 2023年 <2023.12.31>

 妻の遺骨を納骨、本当に一人になったと思ったら、新たな家族が増えることになった。
 傷心の孫娘との暮らしから始まり、新しい家族との暮らしで慌しかった。心配な孫娘、蒲生中学校に入学しても物凄くナーバスになって、友達を作れず心配な日々が続いたが、担任のサポートや吹奏楽部に入った同級生、先輩達がよくしてくれて、少しほっとした。
 一方、ビックモータ、ジャニース、宝塚歌劇団、自民党裏金など社会、政治問題で大揺れの1年。自身の体調は必ずしも万全ではないが、大きなケガや寝込むことなく過ごせた。だだ老いは隠せない、好きな歴史探訪は何時まで続けられるか。





桜の歴史道を歩く <2023.4.9>
 忙しい日々を過ごしている間に、桜は満開期を迎えた。桜は待ってくれない。ちょっと息抜きに日本最古の「山辺の道」を訪れた。およそ半世紀ぶりぐらいになる懐かしい道である。
 大和王権があった三輪山麓(桜井市)から物部氏拠点の石上(天理市)、春日氏拠点の高畑(奈良市)まで青垣の山麓を縫うように結ぶ古の道として知られる。
 「大和(倭)は国のまほろば、たたなずく青垣、山こもれる大和うるわし」と古事記や日本書紀に記録が残る。JR万葉まほろば線の桜井から満開の桜の歴史道を歩いた。
 後半は奈良公園の奥でひっそりと咲く遅咲きの枝垂れ桜。鹿が桜を食べるため地上2mあたりまで刈り取られた形状から「おかっぱ桜」と呼ばれている。

     





新たな家族 <2023.3.25>

 昨年末、2年10か月も自宅に置いていた妻の遺骨、京都東山の東本願寺大谷祖廟に納骨して一人になったと思ったら、新たに家族が増えることになった。
 枚方市に住む小学6年の孫娘がいじめで苦しんでいる。精神的にも落ち込んで不登校で引きこもり。学校や教育委員会に直訴したが、親子でいじめを認めず謝罪もない。同じ小学校や、枚方の中学校でもいじめ事件が報道され、解決しないまま訴訟問題になっている。
 環境を変えてやることが必要であり、傷心の孫娘を一時引き取り、2月から一緒に暮らして様子をみることにした。3月になっても枚方にはもう戻りたくないため、向こうの中学校に進むのは難しい。
 城東校区の中学校を調べたら、いじめ対策はしっかりされているようでありトラブルもないと聞く。4月新学期から娘一家揃って引っ越し、転校と慌しい日々が続く。





安倍元首相 銃撃される <2022.7.11>

 参議院選挙の終盤、統一教会に対する恨みから安倍元首相が銃撃される事件が起きた。同情票を集めた自民党は圧勝した。
 しかし、選挙が終わって、統一教会の悪徳商法に対する批判や、自民党議員との癒着問題が堰を切ったように報道された。選挙前は小出しであった物価上昇も、一挙に値上げラッシュになるなど何か割り切れない。
 安倍元首相事件も、京アニや精神科クリニック放火、秋葉原や京王線、小田急線の殺傷事件なども一人暮らしの無職や非正規。格差拡大、孤立して追い詰められた事件。このような事件は増えて欲しくなが、増えるのではないかと懸念する。





花見復活 <2022.4.23>

        

 三回忌を済ませると「ほっとする」とよく耳にするが、確かに肩の荷がおりて一区切りついた思いがする。

 その間、骨折やこの数年の疲れ、加齢、コロナによる出控えなども影響したのか、体力の衰えをずいぶん感じるようになった。涙腺もゆるくなった。マンションのシニア世代の老いも目立つ。このままでは体力、気力は急速に衰えかねない。終活の備えをしながらアクティブに自然や歴史に触れて、残り少ない時間を過ごす気持ちを取り戻したいと思う。
 丁度、桜の季節、今年もマンションの桜が綺麗に咲きだした。思えばこの桜ガーデンで車いすに乗った妻とささやかな花見をしたのが3年前。それから毎年この桜は見ているが、ここ数年は遠出の花見などしてこなかった。オミクロンの最盛期も脱した。ちよっと欲ばって大和藤原京跡、本郷又兵衛桜、根尾淡墨桜、阿智花ももの里などを訪れた。





オミクロン最盛期 三回忌法要 <2022.2.13>

 妻の三回忌は運悪くオミクロンの第6次感染のピークと重なり、家族だけの法要になった。
 オミクロンは気管支上気道の喉や鼻に付着して増殖するため肺に入り難くいが、呼気からウイルスが排出しやすいため感染力が高い。
 大阪の感染者は2万人を越す過去最多。病院は医療制限、保健所の機能も再び崩壊、検査キッドも不足して実数を把握しきれていない。
 オミクロンは軽症とされてきたが、死者は3次、4次の2倍。大阪の感染者、死者数は全国トップ。非常事態宣言で通天閣が赤く染まった。





手作り料理 <2022.1.25>

 新年早々から新型コロナのオミクロン株が急速拡大。オミクロンは軽症といえども基礎疾患を有する高齢者や、ワクチン接種をしていない子供達への感染が心配である。
 閉じこもって、パソコンの更新やアップデートで崩れたホームページを修復をする窮屈な日々。
 他に何か刺激になることがないかと考えていた中で、店屋物になりがちであった食事、手作り献立を増やした。油は使わず、肉の脂身は除去、低コレステロール高タンパク、塩分控え目、野菜たっぷり、普段あまり食べない魚類も食材に取り込み彩り豊に仕上げた。ビタミン豊富な麦を白米に混ぜるなどヘルシーメニューにしている。





2021年の漢字は「折」 <2021.12.31>

 コロナ猛威の中、妻の一周忌を終えて気持ちが緩んだのか、転倒骨折する不覚。細くなって筋力が低下した右足の機能回覆に務めているが、自信があった脚力は相当低下している。
 完全には治っていない中、今度は娘が公園で転倒して骨折。信じられない骨折の連鎖。
 運悪く、コロナの影響で病院の受け入れが制限され、ようやくバックアップ病院が紹介されたが、複雑骨折の重症のため手術入院となる。娘宅に泊まって孫達の食事、弁当作りや通学、通園支援、塾の送り迎えなど予想もしない出来事が続いた。





疑惑のコロナ五輪 <2021.7.24>

過去最長60日を越える長い梅雨が明けた。
 その間は骨折の治療に専念したが、血行不良による血栓の発生、前立腺の異常、急性湿疹などで不自由な通院を強いられた。
 そんな中、デルタ株の感染が急速に拡大、不要不急の外出を控えるよう求められたが、五輪は開催された。
 その五輪をめぐるトラブルが絶えない。IOCの覇権主義、誘致の賄賂、特定企業への便宜、談合、中抜きなど余計な税金が湯水のように使われ、当初予算7千億が1.5億に倍増。隠している費用を含めると総額は3兆円を越えるともされているが、一切公表されていない。





まさかの転倒骨折 <2021.5.25>

      

 買い物に行ったスーパーのフロアーで転倒、膝を強打した。
 膝の痛みや腫れが酷いため、整形外科に行ったら膝蓋骨(お皿)が骨折している。ふくらはぎの靭帯も損傷していてギブス固定。全治3か月である。

 初めての松葉杖にてこずる。脇で支えると思っていたら違った。腕力と握力で支えるためかなりキツイ。それに前後のバランスがとりにくい。少し進んでは休息の繰り返し。家の中ではキャスター付きの椅子を片足で蹴って移動するが思うように動けない。買物は娘の支援を受ける。
 滑り止めの付いた新しい靴を買ってから、何度か蹴躓いていた。空から見ていた妻の警告を無視、危険予知しなかった酬い。脚力を過信しすぎていた。






一周忌 <2021.2.20>

 早や1年が過ぎた。新型コロナは治まっていないが近親者で一周忌法要。大阪城が望めるホテルで久しぶりにみんなと供養の会食をした。
 一周忌を終えて、数年ぶりに東光寺の門戸厄神に詣でた。毎年欠かさず参っていたが、ここの坂参道と階段を妻が登れなくなってから長らく来ていない。

 弘法大師空海が開基した高野山真言宗別格本山。本尊は薬師如来であるが、厄神堂の厄神明王は災難を打ち破るとされている。
 不幸や入院などが続く。厄除け、開運、平穏無事、コロナ退散などを祈願、御朱印をいただいて妻に報告した。





2020年は「凶」 <2020.12.31>

 年末恒例、今年の漢字はコロナ感染防止の密接、密閉、密集などの「密」になった。
 しかし、我が家では「凶」の一年になってしまった。
 2月に最愛の妻が旅立った。
 その頃から新型コロナが急速に広がり緊急事態宣言。不要不急の外出規制、社会全体が無機能化、経済活動も大幅に減速するなど異常事態となった。
 四十九日の法要は終えたが、体調はすっきりしなかった。2次のコロナ拡大が続く中、尿管結石が判明して摘出手術のために入院すなど、思わしくないことが続いた。





尿管結石 手術入院 <2020.11.14>

 
7年前、腎臓結石をしてから毎年検診をしてきたが、その過程で膀胱に10mm程の結石が判明。コープ大阪病院で摘出手術を受けることになった。
 手術室は医師2名、看護師5名。下半身麻酔後、尿道カテーテルを入れて内視鏡を見ながらレーザー粉砕器で、石を2~3mm程に砕いて取り出す。
 幸い1時間程で終了。麻酔注射以外は全く痛みはない。

 しかし、麻酔が切れると苦痛。痛み止めと睡眠剤をもらうが一晩中全く寝れない。長い夜が明けて真赤だった尿は徐々にピンク色に変わる。
 その後、尿道カテーテルが抜かれ少し苦痛が取れるが、麻酔の影響による頭痛と吐き気が続く。摘出した石を記念にもらって、予定より早く7日目で退院できた。
 結石の主成分はシュウ酸。動物性タンパク質、コーヒー、緑茶、ナッツ、ほうれん草などに多く含有する。5年後の再発生率は50%。水分補給とカルシュウムを多く取得、シュウ酸とカルシュウムを結合させて、体外に放出することが必要と指導された。





初盆 <2020.8.17>

 梅雨の間に予想よりも早くコロナ2次拡大感染が始まった。ところが、コロナが鎮まってから予定していた「GO-TOトラベルキャンペーン」の前倒しと同時に、急速に感染が拡大。とんでもない「トラブルキャンペーン」になった。
 「GO-TOの移動はよいが、帰省は慎重に」と、滅茶苦茶な政府の言動に怒り心頭である。
 感染したかどうかを知るPCR検査も、厚労省感染研究所の独権で進まず200か国中、検査数は159位。最貧国並みのレベルにある。
 そんな中、妻の初盆を迎えてお寺さんに来ていただいた。お盆の起源は、餓鬼に堕ちた故人を救済する仏教行事から始まり、祖先の供養やお世話になった人にお礼をする「お中元」の習慣になった。
 浄土真宗では浄土に往生するため、餓鬼に堕ちることはないとされている。そのため、他の宗派のように故人や祖先を迎えるための迎え火、送り火、精霊流しなどをする習慣は特になく、故人や祖先を偲んで浄土真宗の教義に触れる機会とされていると、お寺さんから伺った。





仏教伝来の蓮華 <2020.6.21>

 梅雨の晴れ間、ちょっと気分転換に鶴見緑地公園の「咲くやこの花館」まで往復7キロを歩いた。
 ここの池に蓮と睡蓮が咲く。蓮の花と睡蓮を指して「蓮華」と総称される。インド原産の水中植物で仏教とともに中国から伝わった。
 仏典、阿弥陀経の中で「池の中に蓮華あり 大きさ車輪の如し」とある。浄土真宗の正信念仏偈では「得至蓮華蔵世界 即証真如法性身」(蓮華咲く極楽浄土に生まれれば、真理を得た仏の身となる)と説かれている。
 蓮と睡蓮は育つ環境はほぼ同じであるが、蓮は茎を伸ばした先に花を付けるのに対して、睡蓮は茎のない浮草。いずれも午前中に開いて午後に閉じる。これを3日程繰り返して花の命を終える。
 蓮の根はレンコン。決してきれいでない泥沼の中にあっても、染まらず大きな清楚な花を咲かせた後、実が成ることから、極楽に咲く花として古来よい仏教のシンボル、仏像の座る蓮華座にもなっている。





新型コロナ 緊急事態宣言 <2020.4.10>

 コロナのようなプラズマ状突起のある、構造体が名前の由来とされる。
 昨年12月頃、中国湖北省武漢で発生。コウモリなどからの感染説やウイルス研究所からの流出説もある。

 モンゴルや台湾は1月中旬から中国との往来を遮断したが、日本では春節休暇に大量の中国観光客を受け入れた。横浜寄港中のクルーズ船乗客や海外旅行帰国者などの隔離や、検査の失敗などが続いた。
 沈静化の兆しがない見えないコロナ、4月に緊急事態宣言。全国各地の行楽地や繁華街、劇場、学校の閉鎖。プロ野球も選抜高校野球も中止。会社はテレワークなど、これまで経験したことがない異常事態となっている。
 WHOが緊急事態宣言をしたのが1月。それから3か月近く遅れて大阪、東京などの限定緊急事態宣言。症状を訴えている人に厳しい条件を付けてPRC検査が受けられず、無症状保菌者を軽視。
 ウイルス対策にならないカビの生えたガーゼマスクの強制配布。自宅で優雅に寛ぐ安部首相の動画など国民感覚とは著しく乖離してる。





四十九日法要 <2020.3.28>

 新型コロナウイルスが2月から3月にかけて日本や世界各国で猛烈な勢いで増加。もう他人事ではなく身近に迫る恐怖の中、近くの近親者のみで四十九日の法要を終えた。
 その準備などでドタバタしている間でも、妻の治療や病院、薬、酸素補助装置の選択を誤ったのではないか。どれが正解かはわからないが、もう少し長く生きられる選択肢が他にあったのではないか。
 入院したくない、家がよいと言い続けた妻の意思に沿って、自宅で手探りの介護が続いたが、十分にできたのであろうか。

 おりしも新型コロナ鍋が急速拡大。重い基礎疾患で免疫力のない弱った体力ではコロナ感染しやすい。感染すれば病院のコロナ集中治療室になる。面会はできず心が和む家族や孫達に会うことは無理。看取りもできず、火葬さえ立ち会えないと報道されている。お骨が届けられるだけのことを思うと、コロナに感染せず最後まで看取ることができた。などと絶えず思い返したり、心がゆれる。





お経 正真念仏偈 <2020.3.17>

 介護から救急搬送、病院の付き添い、そして葬儀、関係者への挨拶、後片付け、満中陰の準備などでを終えて、張りつめていた気力が抜けたのか発熱。風邪と副鼻腔炎や花粉症との合併症と診断されたが、症状が新型コロナに似ているため疑心暗鬼になった。2週間以上も抗生剤を飲み続けたがまだすっきりしない。
 気が付けば初めての月命日になる。呼吸器疾患から解放されて安養浄土界に眠る妻に、浄土真宗正信念仏偈を唱える日々。それを真似て孫がお経を唱える姿に妻の遺影が僅かに微笑んでいる。

   

 お経はお釈迦さまの数々の説教を、後に弟子たちがまとめた仏典でスートラと呼ばれる。
 浄土真宗で有名なのが正信念仏偈。教祖親鸞聖人著書の偈文の真髄を本願寺8世蓮如上人が、信徒が唱えやすいお経に編集したと伝わる。
 この経文の「能発一念喜愛心 不断煩悩得涅槃」は、ふたごころなく一念に阿弥陀如来を信じて南無阿弥陀仏と唱えるならば、阿弥陀如来の能発(願力)によって煩悩を断ぜずして涅槃を得ると解釈される。これが浄土真宗の真髄の他力本願とされている。
 南無はインドのサンスクリット語の帰依する。人任せや他人依存の意味ではなく、阿弥陀如来にすがって浄土界に迎えられるとする。しかし、これを理解するのは難しすぎる。





妻 旅立つ <2020.3.5>

 25年程前になるが、約3億個もある肺胞がゆっくり壊れていく「非定型性坑酸菌症」を発症、毎年少しずつであるが体力が低下していた。
 その後、何度も肺炎や慢性気管支感染症などのため一昨年あたりから急激に悪化、介護の甲斐もなく2月17日夕刻、74歳の若さで永眠した。

 覚悟はしていたとはいえ突然であった。気管支に痰を詰まらせた。緊急看護を要請して直ぐに救急搬送。病院のICUで少し喋れるほど意識を回復したが、水を飲みたいといって飲んで息を引き取った。
 結婚して49年。金婚式に届かなかった。家庭を支え子供達を育ててくれた妻には感謝しかない。優しくて清楚、僅かに微笑んだ遺影に向かって話しかけるが一方通行でしかない。





暗中模索 <2020.1.15>

 要介護5、身体障害1級の特別身体障害に認定された妻の状態は昨年末頃から急速に悪化、全てをベッドで過ごすようになった。在宅往診、訪問介護による点滴、介助ヘルパー、訪問入浴などの介護サービスを受けるようになって、妻の寝室は病室と化してきた。
 これまでの介護とは次元が異なる。呼び出しベルをベッドに置いて、夜は何度か見守り、昼夜も問わない究極の介護域になってきたが、在宅を望んでいる妻。夫の役目義務としてできる限りする覚悟は決めている。看護士や介助ヘルパー、娘の支援なども受けながら手探りの日々が続く。





介護 <2019.7.1>

 在宅酸素装置を導入設置しているが、それでも必要な酸素を十分体内に取り込めていない。少し動く、立つ、喋る、食べるのにもエネルギーが不足。室内の移動も車椅子。日によって体調が変わる。介護ベッド、床ずれ防止エアーマット、手摺りの設置もするようになった。
 家事の全て、細かいことでは歯磨き、入れ歯、各種の薬、トイレ、シャワー洗身、整髪も介護。日々の血液酸素濃度、血圧の把握。足の難治性腫瘍の手当も毎日欠かせない。
 回復は期待できそうにないため入院はできないし、妻も入院は嫌い。介護施設は職員の入れ替わりが激しい。入居者への虐待などが報道されているから自宅で介護してやりたい。医師やケアマネージャーからは、在宅往診、看護師や介護ヘルパーの支援を受けるよ進められている。






令和 新元号の政治利用 <2019.5.1>


 安倍首相の意向で「令和」ありきで、進められたと報道されている。
 出展は万葉集。奈良時代の歌人 大伴旅人が、大宰府の観梅の宴で詠んだ和歌「初春の令月にして、気淑(キヨ)く風和ぎ、梅は鏡前の粉を披(ヒラキ)き、蘭は珮後(ハイゴ)の香を薫らす」から引用された。

  令和を提案した国文学の権威で万葉集研究の第一人者、中西進文学博士は、「初春のよい月、空気がよく風おだやか、梅は鏡前の美女が装う白粉のように咲き、蘭は匂い袋の後に漂うごとく薫り、綺麗咲いた後でもよい香りを残してくれる」と解説して、人間一人一人を尊重しうる平和への祈りをこめたと補足説明された。
 しかし、首相のかってない異例の特別談話は、自身が加入する右翼団体「日本会議」のキャッチフレーズである「美しい日本」をPR、政治ショー化させた新元号発表に強い違和感がある。






ささやかな花見 <2019.4.5>

 この冬は記録的な暖冬であった。
 その後、3月下旬になって、強い寒の戻りが続いたため大阪の桜は平年並みの3月26日に開花宣言された。
 それから10日もたってようやく、マンションの桜ガーデンは五分咲きになった。
 自宅に酸素発生装置を設置したが体調は思わしくなく、ほとんど屋外に出ることがなくなった妻。この日は天気がよい、久しぶりに暖かいので車椅子に乗って桜見物をした。

 このマンションができたのは12年前の4月。細い若木の桜であったが、いつの間にか太い幹回りになった。
 昨年夏の台風でずいぶんダメージを受けたため心配したが、綺麗に花を咲かせてくれた。





在宅酸素装置の設置 <2019.3.5>

 昨年末から妻の体調が思わしくない状態が続いている。その後も日増しに悪化、肺機能低下で体内に酸素を取り込む力が弱くなったため、在宅酸素装置を設置することになった。
 在宅酸素は使用基準があり、動脈血液中の酸素飽和度、炭酸ガス濃度、肺活量が一定基準に達して医師の許可がないと使用できないことになっている。

 肺から取れ込まれた酸素は血液中のヘモグロビンと結合。心臓から動脈を通じて全身に運ばれるヘモグロビンに酸素が何%結合しているかを調べることで、血液中の酸素濃度がわかる。
 これを測る手段は二通りある。正式には動脈の血液を採取して酸素量や炭酸ガス量を計測するが、簡便的には指先にパルスオキシメータを装着して計測できる。
 酸素結合したヘモグロビンの赤色吸光度波長(R)と、酸素を離脱したモグロビンの吸光度波長(R1)の比率から「酸素飽和度」を求めるもので、1分以内に結果が表示される。安静時92%、動作時90%以下となると酸素不足で息苦しくなる。




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