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1)システム概要

 システムの目的及び業務の現状分析(システム化されて、データベースが構築された後、デ−タベ−ス利用系として、データを如何に活用するかの現状分析)
 通常の事務処理システムでは社外、社内向け報告書や提供データ が具体的な成果物になる筈である。
従って先ず目的とする帳票や表示画面、提供データなどの選定からシステム分析が始まる。その前提知識として、システム化の対象となる業務の全体的構造を把握しておく。
即ち社内各組織間のデータの流れを、社外の顧客や関係機関と関連させて、目的とする帳票に対応させて、押さえておく。但しこの業務知識は追及すればキリが無いため、当面のシステム目的に絞り込み、むしろユーザである業務、実務担当者の判断に任せるべき部分が多い。特に、システム設計者が、目的業務の業務知識、実務知識に乏しい場合は何故その帳票や実務処理を必要とするのか等の分析検討はユーザに任せ、次に述べる、2)システム化方法の検討 で 如何に効率良くその目的成果物が得られるシステムを構築するかという”方法”に限定して設計、製造技術を発揮する事になる。

(参考 1) でのチェック事項)
・主要出力帳票、画面、提供データ
 用途、処理サイクル(年間、 半期、四半期、月例、週間、デイリ−
 、随時)、頁数、帳票、画面、提供データ等出力の利用者、
 部数、フォ−ム、名称、レイアウト名称、特記事項(ex. PRINT
 SELECTION コマンド使用)
・プログラムに持たせたい処理機能

 主要処理内容を個条書きや、フロー等の図で表現する。