パキスタンカラコルム フンザ トリボール氷河 無名峰 (5020m)  :            Pakistan Karakoram HUNZA TRIVOR GL. climbing    (整備中)

     トリボール氷河より
  
年月日 1974年 8月6日〜 8月24日 (18泊19日)
パーティ   2名
概要 パキスタンカラコルム フンザ、トリボール氷河遡行、最高点は無名峰 (5020m)
  
【解説】インドから陸路パキスタンへ入りラワルピンジで準備、PIA機でギルギットへ飛んだ。当初3人の予定だったが1人急病のため同地で入院、残り2人でフンザへ向った。フンザへはカラコルムハイウエーを行くがハイウエーとは名ばかりでジープでやっと走れる悪路だった。

 行動記録 

 羽田→バンコク →ニューデリー → 陸路パキスタンへ→ ラワルピンジ→ギルギット→フンザ   
【1974. 8/6】
   9:30フンザ バルティット発  
  14:30ナガール着  村のまん中にテント設営
  
【1974. 8/7】
   8:00ナガール発 荷物非常に重い
  13:00橋が壊れている
  15:30撤退しトウクルカイ村へ戻る 同地泊
  
【1974. 8/8】
   6:45ポーターを2人やとって4人で出発  
   8:30ヒスパー川に沿った急斜面の道
  16:00ものすごいガレ場あり 
  
【1974. 8/9】
   6:30出発  
  14:30氷河上にベースキャンプ設営
  15:30 ポーターを返す、支払い時少しもめる
  
【1974. 8/10】
   9:00デポに出発  
  13:30巨岩の下に荷物デポし引返す 
  --:-- ベースキャンプ着 
  
【1974. 8/11】
   7:00テント撤収し出発  
  12:00広島三朗さんらのテント横にテント設営  
  13:30デポに出発  
  16:30氷河二俣地点着(4000m) 荷物デポ
  19:00 テント着 
  
【1974. 8/12】
   8:10出発  
  10:40荷物デポ地点着  デポの荷を加え出発 
  14:00@地点着 同地にテント設営 くたくた 
  
【1974. 8/13】
   9:00広島さんら帰路立ち寄る 我々は2人とも腹をこわし停滞 
  
【1974. 8/14】
  --:--降雪のため停滞 手紙書く 
【1974. 8/15】
   -:--偵察に出発  A地点(4750m)到達 ルプガルサール南面 絶壁 アタック断念
  
【1974. 8/16】
   9:00出発 引き返して氷河主流を行く 
  14:30B地点着 テント設営  
  
【1974. 8/17】
   9:00軽身で出発  
  12:45C地点 (4750m)到達 
  
【1974. 8/18】
   9:15出発 下山開始 
  15:15D地点着 テント設営  
  
【1974. 8/19】
   7:00軽身で出発 稜線へ登る 
  12:005020m無名峰着 全周写真撮影 
  15:15D地点 テント着 
  
【1974. 8/20】
   8:15出発  
  17:00河原着 テント設営 ばてる 
  
【1974. 8/21】
   8:15出発  
  16:20トウクルカイ村着 テント設営  
  
【1974. 8/22】
   6:30起床 休養 
  13:30出発 村は脱穀の季節  
  16:00ナガール着 レストハウス泊
  
【1974. 8/23】
   7:00起床 レストハウスで休養 
  
【1974. 8/24】
   5:30起床 病院前でジープを待つも来ない 
  17:007時間待ったが来ないので歩いて出発 途中でジープ来て乗る
  20:00フンザ着 チープホテル泊 
  
  
        
                フンザ〜トリボール氷河 概念図       
  
                  
                     フンザの子供達          
  
      
        フンザからナガール村へ向う。秘境の雰囲気      
  
      
         トリボール氷河からルプガルサール(7199m) を望む        
  
      
          無名峰D地点(5020m)付近の稜線を行く           
  
     
    D地点(5020m)よりトリボール氷河(左:38mmレンズ 右:100mm望遠レンズ)         
  
       
        トリボール氷河よりルプガルサール(7199m) 南面            
  
       
            トリボール氷河より源流方向を望む            
  
       
                トリボール氷河より          
  
   
             トリボール氷河より下流方面を望む          
  
   
                トリボール氷河より側面の峰々          
  
  
参考 あむかす旅のメモシリーズ 『カラコルム トレッキング(ギルギットから桃源境フンザへ)』 木村一雄  1975年  3.08MB
  
  『ネパール・パキスタン  ヒマラヤ トレッキング』 ブルーガイド 海外版24 1978年刊
  
                        
   『ネパール・パキスタン ヒマラヤ トレッキング』        同冊子P246  フンザへのジープ      
  
 注:トリボール氷河でお世話になった広島三朗氏はその後1977年K2登頂など活躍されたが1997年カラコルム、スキルブルム峰(7360m)ベースキャンプを襲った雪崩により帰らぬ人となった。御冥福を祈る。