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昨年、東京品川宿から旧東海道の宿場巡りを終えた。歴史探訪などでも東海道について何度か触れたり、大阪から東京まで路線バスで乗り継ぎ旅をシミュレーションしてきたが、大阪-東京間の移動手段や所要時間の変遷について調べてみた。
<2025.9.1> |
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【東海道 移動手段の変遷】
◇江戸時代 14~20日 (飛脚は3日) 川留めなどで変わる
◇明治時代 20時間 (1889年東海道線開通)
◇大正時代 11時間30分 (1921年特急)
◇昭和時代 8時間 (1950年特急燕)
◇新幹線開業こだま4時間 (新大阪↔東京)
◇のぞみ2時間23分~30分 (新大阪↔東京)
◇JR在来線 10時間 (大阪↔東京)
◇JR以外 2日 (大阪↔東京)

14~20日 3日 8時間 4時間
【JR在来線による移動】
大阪駅6:35(快速)→米原駅8:20/8:33→大垣駅9:05/9:11→豊橋駅10:39/10:43→浜松駅11:17/11:27→熱海駅14:05/14:33(東京上野ライン)→東京駅16:18
◆最速10時間。浜松付近で昼食などの休憩時間を入れても17~18時には東京に着ける。
【JRを使わない移動】 (JRや高速バスを使わず私鉄、バス、徒歩に限定)
<1日目>
大阪駅(地下鉄10分)→難波駅7:00(近鉄特急火の鳥)→名古屋駅9:10/9:18(名鉄特急)→豊橋1駅0:07/10:15(豊鉄バス)→二川豊橋製作所10:58~(徒歩3キロ)~新所原駅11:40/12:23(天竜浜名湖鉄道)→掛川駅14:40/14:42(静鉄バス)→浜岡営業所15:34/16:32→吉田役場17:22/18:11→藤枝駅18:48/19:00→新静岡駅20:05/20:20(静岡鉄道)→新清水駅20:43(泊)
◆名古屋の近鉄と名鉄は隣り合っているため駅間移動は5分で十分。ここまでは特急電車の旅を楽しみながらスムーズに進める。豊橋からバスになるが、旧東海道二川宿を過ぎた先から新所原まで3キロの新旧東海道を歩くしかない。
◆新所原→掛川間の天竜浜名湖鉄道は単線、浜名湖北方沿岸沿いから浜松北部、天竜川上流を68キロ2時間強の遠回り。JR東海道線の2倍もの時間がかかる。
◆掛川からの東海道ルートは日坂までバスがあるが、その先は小夜峠と金谷宿間7キロの難所が立ちはだかり、金谷-島田間も繋がりが悪い。
V字経路の遠回りになる浜岡ルートは路線バスの旅などでも紹介され、静鉄バスを乗り継いで歩かず静岡に行ける。旧東海道の旅では、同じ静鉄バスで丸子宿、岡部宿を巡っている。
<2日目>
清水港7:40(駿河湾フェリー)~伊豆土肥港9:10/9:17(東海バス)→修善寺駅10:10/10:30(伊豆箱根鉄道)→三島駅11:05/11:15(東海バス)→箱根港町12:05/12:30(箱根登山バス)→箱根湯元駅13:10/13:40(箱根登山鉄道)→小田原駅13:55/14:12(小田急特急ロマンスカー)→新宿駅15:26/16:02(東京メトロ)→東京駅(丸の内)16:20
◆清水から東海道ルートは興津までバス。その先は由比まで6キロの薩埵峠越えは徒歩しかない。由比から新蒲原まで地域バスが利用できるが、本数が少ない。富士や富士宮経由でバス、岳南鉄道などを乗り継いでも箱根で日没。この日中に東京には着けずもう1日必要になる。
◆対して、駿河湾フェリーを利用するルートでは、駿河湾を横断して伊豆土肥まで1時間半の船旅。好天気であれば富士景色が素晴らしい。フェリーからバスで修善寺、伊豆箱根鉄道で東海道の三島に到達。箱根を越えると小田急線で新宿。夕方までに東京に着ける。箱根で芦ノ湖遊覧船やロープウェイに乗ったりしても夜には着ける。
旧東海道は545キロ(大阪-三条-江戸)であるが、徳川幕府は京三条に入らない大津-伏見ルートを推奨していたため540キロとなる。昔の人は1日39キロ、14から20日程で歩いている。参勤交代の大名行列は大所帯のため平均33キロとされるが、紀州藩では40キロの記録もある。
-仮説として自分が歩いた場合-
1日15キロ、6時間、時速2.5~3キロであれば35日。若い頃であれば30日程で歩けるかも知れない。それでも昔の人の倍の日数になる。但し、雨など気象条件の悪い日もあるはず、1か月も毎日歩き続けられる自信はない。

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