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 ハウステンボス 長崎


中世オランダの街並みを再現したテーマパーク、ハウステンボスでは世界一のイルミネーション規模を誇る光の王国とチューリップ祭が開催されている。3月に入って少し暖かくなってきたので訪れた。 <2015.3.23~26>  

        


■九州新幹線さくら
 2011年(H23)全線開業した九州新幹線さくら。ひかりレールスターに代わる列車として位置づけられている。のぞみのボデイに青味をおびた車体カラー。さくらのイメージがわかない。しかし、車内は少し違う。のぞみはクールなメタリック調であるが、さくらは温かみのある木目調。2列×2列座席はグリーン車のように広く豪華。シートは安らぎのあるベージュの杢調、背が高く座り心地もよい。出入口も広い。
 山陽新幹線が博多まで開業して40年目。当時の新大阪-博多間は3時間45分であったが、さくらは2時間40分で博多に到着。改装されてすっかりきれいになった。この日に桜の開花宣言をした。

■ヒルトン福岡シーホーク
 博多駅前でトヨタレンタカーを借りる。博多湾の知行浜シーサイドももち海浜公園の中心に建つヒルトン福岡シーホークに宿泊して翌日に備える。
 ダイエーがホークスのドーム球場を建設(1993年)した時、隣接地にホテル、モール街を開発した。ダイエーが破綻後、JALリゾートシーホークホテルとなり、さらにヒルトンに変わっている。
 海に向かう船をイメージした36階、143mの高層ホテルは国内で最大部屋数(1053室)を誇る巨大リゾートホテル。昨年、リニューアルされたばかり。22階のドーム側で泊まる。

■佐世保
       

 翌日、九州自動車道、長崎自動車道、西九州自動車道を経て佐世保に向かう。
 佐世保湾内に海上自衛隊や米軍基地があり、護衛艦が何隻も停泊している。広大な佐世保重工の造船所を通り過ごして高台にある展海峰に立ち寄る。西海国立公園内にあって大小200以上もの小島が浮かぶ島密度日本一の九十九島の絶景が眺められる。

■ハウステンボス入国
 佐世保からハウステンボスは30分ほど。ハウステンボス(Huis Ten Bosch)はオランダ女王が住むハウステンボス宮殿から名づけられた。オランダ語の森の家である。
 大村線ハウステンボス駅の前にヨーロッパの宮殿をイメージしたホテルオークラが建つ。
 ゲート手前のホテル受付で荷物を預けると場内のホテルまで届けてくれる。手軽になって入場ゲートに向かう。チューリップや開花したばかりの桜が迎えてくれる。

  

■ホテルアムステルダム
 このホテルを選んだのは、場内の中心にあるオフィシャルホテル、どこに行くにも便利。目の前が美しくライトアップされたアムステルダム広場。時間を気にせず夜遅くまで楽しめる。朝の散歩も。
 これがホテルかと思わせる細長い4階建。入口を入ると白で統一されたヨーロッパ調の建物と中庭。彫刻や壁画が飾られたロビー。ホテル職員の服もクラッシックなヨーロッパ風で仮面舞踏会のマントを着用している。部屋は昨年リニューアル一され、花柄で統一されて明るい。
 広い場内を観光タクシーや馬車に乗ってゆっくり観光するつもりであったが、既に予約で満杯となっていた。部屋で一息ついてからでかけてみた。
 シンボルのチューリップはアムステルダム広場やフラワーロードなどで700種類。ハウステンボスと名付けられたピンクの可愛いチューリップもある。

     

■夜の輝き
 夕暮れになると景色は昼間とは一変。夜空にカラーLEDで化粧された赤いシンボルタワー。ライトアップやイルミネーションの飾りで街は輝く。わー綺麗と!妻の感嘆の声がでる。なばなの里のイルミネーションとは比較にならない。

 レストランで夕食を済ませた後、美しく電飾された運河船に乗って場内を一周する。七色に輝く水中イルミネーションや噴水で飾られた運河。今まで見たことのない幻想的な光景である。
 一周してアムステルダム広場に戻つた頃、建物を利用した3Dマッピングが映し出されていた。
 寒くなってきたので妻はホテルに戻ったが、次世代照明の有機ELパネルで作製された光のチューリップを見てきた。コニカミノルタと共同開発した5千本が音楽に合わせて光る電子チューリップである。

      

■ハウステンボスの破綻と再建
 ハウステンボスの前身の長崎オランダ村、当初は好調であったがリピーターを呼び込めず破綻。2010年(H22)大阪の旅行業HISが買収。澤田会長の有名な再建手法によってわずか1年で黒字化させて世間を驚かす。会長自身がハウステンボスの社長に就任、場内に住んだ。きれい、明るく元気、経費の2割カットを打ち出す。その手法は決して特別なやり方ではない。破綻会社に限らず改革のイロハが実行。季節ごとのイベント、ホテル設備の改善、どの世代層にも受け入れられる企画などを次々と打ち出して集客力を増やした。

<2025.6.30 追記>
 訪れた2015年の年間入場者は300万人を越えたが、2020年のコロナで一挙に1/3まで減少して赤字に転落、2022年HISは香港投資会社に売却、2024年になって300万人まで回復してきている 。


■長崎再訪
 ハウステンボスを出て大村湾東岸から西海橋に立ち寄り長崎まで2時間程。長崎は再訪となるが平和公園やグラバー園、大浦天主堂を周って稲佐山中腹のルークプラザホテルに泊まる。
 稲佐山までに行かなくても長崎の素晴らしい夜景が堪能できる。長崎、モナコ、香港が世界新三大夜景に選ばれている。
 ゆっくり長崎市内を巡ってレンタカーを返却。復路も九州新幹線さくら。寒の戻りで寒かったが晴天が続いた。大阪でも桜の開花宣言がされた。




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