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高校の修学旅行で訪れた別府、阿蘇、熊本に行く。妻も若い時に両親らと行ったという懐かしい場所を巡って、福岡ドームでソフトバンクホークスの応援観戦をする。往復JR、真ん中はレンタカーとなる。
<2009.5.21〜23> |

■別府
新大阪からN700系。小倉で降りて日豊本線のソニックに乗り換える。列車名は音速。ブルーのメタリツク塗装で先頭車両はクラシック系。しかし、内装はカジュアルぽく明るい。関西のJRではないタイプ。
別府まで80分程。駅前からレンタカーで血の池地獄、海地獄、高崎山など修学旅行の楽しい思い出がいっぱいある懐かしい場所を巡る。
■湯布院
別府から九州横断道路に入る。途中の狭霧台から由布岳や湯布院の景色がきれい。修学旅行では湯布院は素通りしているため少し立ち寄った。湯布院を代表的する金鱗湖、朝霧に包まれる秋口がよいと聞くが、特別優れた観光地とも思えない。土産物店などが並ぶ湯の坪街道を散策する。
由布院と湯布院の二通りの呼び方がある。明治後期に由布院村と湯平村が合併した時、両村の名前を合わせた湯布院が独り歩きしてしまったらしい。正式には由布院市湯布院町となっている。
■九重夢大吊橋
湯布院を出発する頃から急激に雲がでてきた。由布岳はみるみる雲で覆われる。やまなみハイウェイーに入って蛇越展望台付近から雨になる。周辺には朝日台や長者原など見晴しのよい地点が多いが視界はどんどん悪くなる。歩行専用吊橋として日本一の九重夢大吊橋に着いた頃には横殴りの雨で吊橋は閉鎖された。
少し早いが黒川瀬の本高原ホテルに向かう。晴ればここから阿蘇五山の雄大な釈迦涅槃が展望できるが、雨と霧で視界はゼロ。
■阿蘇・熊本
翌日、九重夢大吊橋を再トライしようと思ったが視界が悪いため断念。阿蘇も雲で覆われているが草千里を目指して出発する。
外輪山の緑の草原が眼にしみる。草千里あたりまで来ると濃い霧に覆われ灰色の景気となる。これ以上進んでも意味がない。
阿蘇を下山して熊本の水前寺公園に向かう。肥後熊本の藩主細川忠利がこの公園の基礎を築いた。その後、細川綱利の代に桃山式庭園が完成している。
熊本城にも立ち寄る。加藤清正が10年の歳月をかけて1607年完成、隈本から熊本に改めた。後の細川氏が藩主として入府。西南戦争、太平洋戦争で焼失後。1960年(S35)鉄筋コンクリートの大小天守が再建された。
■大宰府
熊本から大宰府に向かう。7世紀の頃から大和朝廷の大宰府政庁が置かれ平城京や平安京に次ぐ規模であったとされる。
宇多天皇の信任が厚かった菅原道真は右大臣となったが、左大臣の藤原時平らに追放され大宰府に左遷された。道真が亡くなって、その墓の上に建てられたのが大宰府天満宮の始まりとされる。京都天満宮とともに全国天満宮の総本宮として名高い。
■ヤフードーム
JALシーホークホテルにチェックイン。海とヤフードームを見下ろ景色のよい広い部屋にした。
荷物を置いて、ホテルに隣接したこのドーム球場に向かう。試合は広島Cとのセパ交流戦。投手和田は8回まで無失点。4番小久保のホームランもあり勝ち試合が観戦できた。
ホテルに引き上げた時、丁度ドームの天井が開いて眼下に明るいグリーン色が夜空に輝いた。

気分よく夜の博多の街にでかけた。ドーム前から乗った博多駅行の西鉄バスは福岡高速を通って博多駅に向かう。運転士は若い女性。発車します、ブーキをかけます、曲がります、止まります、信号待ちです暫くお待ち下さい・・・と実に丁寧なアナウンスをする。大阪市バスの運転手は運転や案内は雑である。
夜の中洲や天神の名物である屋台も少し覗いた。帰りに乗った地下鉄車内や駅の壁、柱などいたるところにホークスのPRや選手の写真入りのポスターが掲げられている。駅売りのスポーツ紙も1面トップと2、3面までホークスの記事で埋められている。
■ホークスタウン
ダイエーホークスのホームグランドとして開閉型ドーム球場が誕生したのが1993年(H5)。その後、隣接地に36階九州最大のシーホークリゾートホテルが建ちモール街もできた(シーホークホテルはこの直後、JALに引き継がれヒルトンに変わっている)。
■志賀島
翌日はホテルから博多湾越しに望む志賀島に向かう。海の中道と陸続きで、その手前の雁ノ巣球場はホークスのファーム本拠地。
志賀島を一躍有名にしたのは邪馬台国時代の金印が発見されてからである。江戸時代に農夫が田んぼの中で「漢倭奴国王」の金印を発見。鑑定の結果、漢の光武皇帝が奴国の使者に渡したと、中国の後漢書に記載されている金印と判明する。卑弥呼が魏の国より「親魏倭王」の金印を授かった時代より200年も前のもので日本最古の金印として国宝となった。
■博多駅
博多駅は2011年の九州新幹線開業に向けて工事中。帰りは700系ひかりレールスター。この列車はかってJR西日本の目玉であった。ゆったりした2×2席でのぞみとほぼ同ダイヤ編成となっているが、新車両さくらが投入されると、こだまに格下げされる予定になっている。
懐かしい別府から阿蘇を巡った。しかし、天候が悪く新しくできた九重夢大吊橋は渡れず、阿蘇の雄大な景色や火口も眺められなかった。
ホークスの勝ち試合が観戦できたのが救いとなった。
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