システム納期の厳守          トップ | ←前 | 次→
17)記述の重要性

簡単であっても、いきなりプログラムを入力し始めないこと。先ず1度はフロ−や概略コ−デングを記述した方が、結果的には枠組みがしっかりしたプログラムを早く正確に作成する事が出来る。    B

18)納期の厳守

納期は余程意識して厳守を心掛けていないと、2割位は遅延してしまうものである。
その理由は予定外のユ−ザ要求の変更、設計やプログラムのミスなどが必ず発生し、その対処時間が必要なこと、又9割方完成した様に見えてもテストを重ねてバグの無い状態にしたり、マニュアルを整備したりするのに案外手間取る事がある。
しかし何といっても納期遅れはユ−ザの信頼感を大きく損なってしまう。
納期を守るため、思い切ってシステムやプログラムをシンプル化し、機能削除により手作業でカバーする工夫も必要になる場合がある。。
又ユ−ザ側の要求まとめや、検討作業は常に遅れる傾向がある。
システム開発に当たって、顧客に作成してもらう資料は期限を切って要求しておく。
ユーザサイドにも、テストデータの作成や検証などで、開発作業にかかわる事によって参画意識を高めてもらったり、ユーザ作業遅れに備えて予め余裕を見込んでおく等の対策を取ること。    A,B,C,D

19)作業の効率化

調査で同一の大量反復作業を必要とする場合などでは、いきなり作業に着手しない。
時間をかけてでも事前に代替方法や絞り込みによる効率化を検討し、手順を明確にしてから取り掛かった方が結果的に短時間で片ずく。
又、異質の作業で少しでも関連がありそうなものに気ずいた時は、手を抜かず、なるべく広範に、直ちに調査の着手だけは行なうこと。
見落としていた重要検討事項を発見し、意外な効果が出てくる場合が多い。  A

20)すっきりした美観

名称や処理手順、レイアウトを標準化しプログラムセンテンスを整え、処理説明のコメントを付けることは一時的に手間が掛かるが結果的には、保守作業が楽になり効果は大きい。  A,B

21)テストは手間がかかるが不可欠

先ず処理が中断せずに流れるところまでは、簡単なテストで完全にしておく。
次にユ−ザでテストしたいデ−タを準備して貰い、テストと検証を共同で行なうという2段階方式にする。
特にユーザ事務処理上、重要な処理は重点的にテストする。 C