<第40の手紙>

会いたい友人 スンオクに

パク・スンヒ

 

 その間元気だった?.

 久しぶりに呼んでみる、ままごとをしていた頃の私の友人スンオク!

 とても懐かしくて会いたいな。とりわけも情の厚かったご両親と弟(妹)たちも元気でしょう?末の弟(妹)スンジンも今は見違えるように育ったでしょう!あなたと私、顔を見たのもいつのまにか10年歳月に向かって矢印をひいているんだね。その間、あなたと私、多くの友人たちといっしょに笑い、騒ぎ、飛び回った故郷の山河も今はたくさん変わったはずね。その友人たちも今は社会のある一員でたくさん成熟しただろうと考えると、私の心の興奮を隠す道はないね。

 スンオク!あなたの体の半分だった私が挨拶もなしで突然消えた時、あなたの心はどれくらいあきれ、苦しかったでしょうか?その日から今まで数えきれないほど苦しさと疑問符号が交差しただろうかと思う。そのようなあなたに遅ればせながら心から謝ります。そんなあなたを残して去って来た私は、今まで私の存在を知らせたくても知らせる道と伝える方法がなかったし、懐かしくても探すこともできなかったのであまりにも苦しかったんだ。

 

 今日このように手紙でも書きながら君を探して呼んでみるので心でもさっぱりするんだな。

 愛する友人、私がどこでこの手紙を書いているか君には分からないね。驚いてはならない。私たちが生きながら主な敵とだけ考えてきたし憎しみだけした南朝鮮、大韓民国でこの文を書いているんだ。

 

 いつも先生と教科書では南朝鮮に行けば橋下に倒れて行くアバラ屋と乞食だけうようよして子供たちが文を習いたくてもお金のために山に行って木をして、場に行って売らなければならず、通りには新聞とマッチ売る子供たちでいっぱいだったというこちら南朝鮮、それだけでなく食べることがなくて夜ごとごみ箱を検索しながら食べて残した飲食ゴミらで食事を間に合わせるとだけ分かっただろう。集団体操をする時ごとに韓半島を描いては南側例は黒い色身なりをした学生たちでいっぱい満たしておいて陽光も正しく見られない暗黒の土地南朝鮮だと表現しただろう。

 

 これらすべてのものをそのお母さん信じて習ってきた私たち入れたではないかだが来てみるので現実は全くそれが違う、本当に反対だよ。こうした話といえば君が少し空しいが君が住んでいるそちら出て幼い時期を送ったそちらが暗黒の世の中ということ知るようになったの。

 

 反対に南朝鮮は天国なんだよ。私の愛する友人と共にこの良い世の中で住んだらどれくらい良いだろうか?過ぎた日そちらでひとりだけ崇拝して崇めながら生きてきた時間、考えるほどとても残念で耐えられないな。

 

 よほど大切な時間なのに大韓民国での一時間ならば世の中を動かすのだ。それでもよく食べてよく生きるとしたらまた知らず、一日三食も正しく食べ物もなくて私たちのクラス45人中3人しか弁当を食べる子供がなかっただろう。君と私そしてチョンシルが思い出されるの?他の子供たちに申し訳なくて外に出て行って静かに食べたこと・・・その他に学生になくてはならない教科書までいつも不足して教科書も借りながらどの時は謄写機で印刷した教科書のために数学公式数字も正しく見えなくて先生とともに解きながらも永遠に答が出てこなかった日、そうかと思えば'ノートもなくてチャンホとスンヒョクは新聞を集めて本を作ってその上に非常に大きく墨で書いたこと、それのみであるから生活で常に充実した女子学生らはノート一冊を買うと3度を書いたね、初めには鉛筆で、その次に青い色インクで、みな使った後、ノートをまるごとバケツ水の中に入れれば青い色インク字形体が消されれば用心深く取り出して涼しい陰で何日も乾かせばそのもようまたすばらしかっただろう。それでも初めから今回は墨で書けばその上に字体が見られたりしただろう。

 

 それのみであるか紙事情がこのように緊迫した中でも金日成と金正日の革命歴史教科書だけは毎年一番良い紙に間違いなく教育出版社でおして分けてやったではないか、繰り広げてみれば教科書ごとその父子の間の名前だけ他の字の二倍大きくかぶせられていただろう。私たちもノートにいつも2倍ずつ大きく書く時私たち皆胸中どれくらいいらいらしたの?

 ところが誰一つ表現をできなかったしある年の秋、君の弟(妹)スンジンが消ゴムがなくて姉さんである君の靴のかかとをこっそりと切り出して一つしかない履き物を抱いてわあわあ声を出して泣いた日、その年うちの父さんが海外に出て行かれて消ゴムだけいっぱい買ってこられた時とても良くてどうする方法を知らなかったスンジンの姿、今会うことさえできるならば学用品だけでも自動車でいっぱいのせて与えたいが道が塞がったんだなあ!

 

 愛する私の半分の友人スンオク!

 言葉は暗黒の世の中といっても私たちの幼い時、情がそのまま宿っているそちらとても懐かしい。私たち手を握って海辺で行って空気石もあげて来て、ワカメも閉じながら遊んだその故郷山川に春ならば近くにある山にもしばしば行ったし、つつじがあまりにも美しくてたくさん咲いて花の中でカメラもないながら指で互いにパシャッ'パシャッ'といいながら写真を撮ったその時、ただ友人らどうし良くて話長短に時間がたつことも忘れて散策したその道らをいつまた散策して見ることができるだろうか?手を握っていっしょに歌った歌いつならばまた会っていっしょに呼んで見ることができるだろうか?

 

 柳の枝芽生えたきれいできれいな川辺に

 寝転んだり飛び回ったままごとの時期!

 山川は変わっても変わるとしても

 その時期忘れることができないで、忘れることができないで・・・

 

 私たちのお互い今後の事を見通してこの歌をそんなに十分にしたようだなまた呼ぶその日は果たしていつであろうか?

 

 スンオク!

 しばらく書いて見たら私の言葉だけ言ったようだな。君が何をしているのかも尋ねないで話だ。

 君は今は何をしているの?とても気になるんだな。君はあまりにも正しい子だから、先生?でなければ女性兵士?どの分野でも常に印象良い女性だもの。その姿とても会いたい。君もまたこの友人の便りがどれくらい気になったの!

 ひそかに君と別れた後私は'大韓民国'にある高等学校を卒業して今名門大で勉強しているんだ。私たちいっしょにいる時朝鮮中央TVでも時々出てきた高麗大学なんだよ。

 私はこちらで熱心に努力して習って私たちのお互い分かれないで住める世の中を作るためにその間私が習った知識と学問で誤ったのを正せる強固な審判になるだろう。その日は近く私の前に来ているんだ。

 

 私がここにきてその間生きながら見て感じたのを事実通り君に見せて知らせたいんだ。私も永遠に変わりない君の半分友人ならば…一点の偽りも飾りも補足もないこの友人の目で直接見て感じている南朝鮮は乞食の国でなく世界で指折りの金持ちの国だよ。先端技術で全てのものが形成されている時代だよ。

 

 今のように君にペンで手紙を書くのではなくコンピュータでお互いの便りを送ってあげて受けながら毎家庭ごとに電話になっていてこの世ある国に行っても思いどおり声を聞きながら便りを伝えられるんだ。学年に関係なしで他の国で留学も行けて、そのように見れば世界の色々な国に友人枠組みもたくさんできてひとりが普通23ケ国の言葉をみなできるんだ。

 

 スンオク!

 私も今は中国語、英語、日本語は上手にしている。今後、弁護士、判事・検事になれば少なくとも5カ国語はもっとするの。私たち共に勉強する時、参考書は話も知らないほどであり必須の教科書がなくてどれくらい大変だったか?反対に韓国には教科書以外に参考書籍がとても多くて見ても見ても時間が無茶苦茶不足して一番大きい悩みだ。

 

 考えるほどそちらで時奪われた時間がとても惜しいんだ。

 

 この世の科学は今は動物はもちろん人も作り出しているんだ。君と同じスンオクをまた作るという意味だ。それでは世の中に同じスンオクは2になることだね。何の話なのかスンオクは理解できるの?賢いことでうわさが立った君がこの世界がこのように変わって光っているということをまったく知らないでいるのが心痛いな。

 

 愛する友人よ!

 このように発展した世の中で君の半分だったこの友人がいるということもうれしいと思ってくださいね。こっそりと離れる時は醜い友人だったが今から幼い時のように一番良い友人に変わることなしに残っているから・・・君と私には若さがあるじゃないか、お金あげても、この世全部をあげても持てない若さ、この一つだけを持っても私たちは十分に克服し、解決して行ける統一の道を作ろう。君は北で、私は南で互いに体制と理念は違っても私たちのワラビ指で結んだその友情を永遠に大事に保管しよう。

 変わりなしに私たちの命果てる時まで愛するスンオク、永遠に永遠に…

南側の地で君の半分である友人から


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